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愛犬の歯周病を放置すると深刻な病気になるので注意が必要

2019年10月21日
犬と猫たち

歯周病は人間によくある病気として知られています。細菌によって歯と歯茎の間に炎症が起き、症状が進むと口臭がひどくなったり、歯が抜け落ちるようになります。口内にいた細菌が内臓に侵入した場合、さまざまな内臓疾患を引き起こし、時には命の危険に関わることにもなるため、放置すると恐ろしい病気です。

歯周病は犬にとっても他人事ではありません。発症するメカニズムは人間と同じで、歯と歯茎の間に溜まった歯垢を餌にした細菌が増えることでその部分に炎症が起こり、症状を進行させていきます。加齢とともに増える傾向にあり、特に歯磨きの習慣のない老犬はリスクが高くなります。

犬が歯周病になると、口臭がきつくなる、歯茎が赤くなるなどの症状が現れます。見た目がきれいでも、レントゲンを撮ったら歯槽骨が破壊されていたというケースもあるので、これまで検診を受けたことがなければ、一度診てもらうといいでしょう。

歯周病による炎症が進むと、歯の骨組織が溶け始め、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。犬の場合、歯の根本と鼻の隔たりが薄いため、その部分の骨が溶けると、くしゃみや鼻水が慢性的に出るようになります。小型犬は顎の大きさに比べると歯が大きく、下顎の歯の根元は下顎骨とほぼ同じ位置にあるという身体的特徴があります。もし歯周病で骨が溶けてしまうと、下顎骨も弱くなり、骨折しやすくなります。

歯周病を引き起こす細菌は、そこから血流に乗って全身をまわります。人間の場合心筋梗塞や糖尿病と言った病気を引き起こすと考えられますが、犬にもそのリスクがあります。細菌は心臓や肝臓、腎臓などさまざまな内臓に侵入し、時には命の危険にかかわる病気を引き起こす可能性も出てきます。

歯周病の診察や治療は、動物病院で受け付けています。動物病院ではスケーリングと呼ばれる方法で歯についた歯垢を取り除きます。スケーリングは先の尖った特殊な器具などを使うため、嫌がる犬も多く、通常は麻酔を用いて行われます。スケーリングを実施している動物病院は多いので、予約も含めて問い合わせてみるといいでしょう。

歯周病から犬を守るためには、デンタルケアは欠かせません。毎日歯磨きを続けることも大事なデンタルケアになります。犬専用の歯ブラシも市販されていますので、歯磨きを毎日の習慣にしてみてください。歯垢を予防するスプレーや歯磨き粉など、いろいろな種類のアイテムが販売されています。こうしたものを上手に利用することで、歯周病予防はより効果的になります。