• ホーム
  • 動物も人間と同じく風邪をひくことがある

動物も人間と同じく風邪をひくことがある

2019年10月04日
可愛い犬たち

冬になるとインフルエンザや風邪を引いてマスクをする人を多く見かけます。風邪は人間特有のものではなく、動物も同じく風邪をひくことがあります。

犬の場合風邪ではく、ケンネルコフと呼ばれています。ケンネルコフは伝染性の呼吸器疾患のことで、代表的な病気に犬伝染性気管炎があります。ケンネルコフの原因はウイルスや細菌で、感染すると鼻や喉に炎症が発生し、咳やくしゃみと言った症状が現れます。

ケンネルコフに代表されるウイルスは、アデノウイルス2型などで、ワクチンを接種することで予防が可能です。犬ヘルペスウイルスなど中にはワクチンがないものもあります。人間の風邪と同じように、ケンネルコフも空気感染します。ただ、ウイルスの種類が異なるため、犬同士の感染はあっても人間と犬の間ではありません。猫も風邪にかかると言われていますが、これはカリシウイルスなどに感染した場合、咳やくしゃみなどの症状が出ます。カリシウイルスはワクチンを接種することで予防可能です。

ケンネルコフにかかると、犬には発熱や食欲不振などの症状が出ます。呼吸を苦しそうにしたり、ぐったりした場合もケンネルコフの可能性があるので、早めに受診することをおすすめします。ケンネルコフは通常2週間ほどで完治しますが、症状が進んだり、重症化した場合、肺炎など重い病気を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。肺炎になると発熱や咳と言った風邪に似た症状が出るほか、嘔吐や呼吸困難を伴うこともあります。

ケンネルコフの治療は投薬が中心になります。咳止めの薬や抗生剤を使用し、様子を見ます。そのまま完治すれば治療も終わりますが、肺炎にまで症状が進んだ場合はさらなる治療が続けられます。肺炎の主な治療方法は、点滴で栄養補給を行いながら、体を温めたりしていきます。肺炎の原因となるウイルスや細菌は多岐にわたっているので、治療に使用される薬は変わってきます。犬が呼吸困難になった場合は、呼吸を助けるためネブライザー(吸入器)を使用したり、酸素吸入を行います。

ケンネルコフの治療にかかる費用は、診察代や検査費用、そして注射や薬代が含まれます。費用は動物病院によって変わりますが、1万円前後が相場です。もし肺炎になった場合は、これらの費用の他に入院費や点滴と言った項目が増えますので、治療費は更にかさみます。例えば肺炎の治療で3日間入院した場合、その費用は6万円前後を見ておいたほうがいいでしょう。